■00 六十四卦解説 16:雷地豫の目次
■01 16:雷地豫の象意と意味
易経六十四卦、雷地豫の基本的な意味や象意の解説になります。 雷地豫は、上卦「震」下卦「坤」で構成されます。
上卦「震」は「震雷 震木」とも称され、自然事象においては「雷」を表します。
また、下卦「坤」は「坤地 坤土」とも称され、自然事象においては「地」を表します。
六十四卦は、伏羲が考案したとされる八卦を上下に配置したもとなります。 自然事象を表した八卦が組み合わさることにより、様々な事象が表現されるのが六十四卦の背景となります。
解説 | 雷地豫 上卦 伏羲:04 文王:03 |
上卦 | 震 (しん) |
八卦 | 震雷 震木 |
紫白星 | 三碧禄存 (三碧木星) |
方位 | 方位:真東 十二支:卯 |
節気 | 啓蟄 春分 (03月) |
数 | 河図:3 8 洛書:3 |
色 | 青色 碧色 |
人物 | 長男 若者 勇者 |
解説 | 雷地豫 下卦 伏羲:08 文王:02 |
下卦 | 坤 (こん) |
八卦 | 坤地 坤土 |
紫白星 | 二黒巨門 (二黒土星) |
方位 | 方位:南西 十二支:未申 |
節気 | 小暑 大暑 立秋 処暑 (07-08月) |
数 | 河図:5 10 洛書:2 |
色 | 黄色 黒色 |
人物 | 母 妻 姑 母方の先祖 |
▼16:雷地豫の図象
▼上卦(外卦) 震卦の図象
▼下卦(内卦) 坤卦の図象
<<前卦: 15.地山謙(63)
>>次卦: 17.沢雷随(12)
■01 16:雷地豫の象意と意味
■02 16:雷地豫の基本的な意味と背景
六十四卦「雷地豫」の基本的な意味と背景の解説になります。 豫卦は、上卦(外卦)「震 」下卦(内卦)「坤 」で構成されます。
互卦は「水山蹇 (47)」、錯卦は「風天小畜 (33)」、綜卦は「地山謙 (63)」、六十干支は「丁亥」となります。
初爻変は「51: 震為雷(28)」、二爻変は「40: 雷水解(30)」、三爻変は「62: 雷山小過(31)」、四爻変は「02: 坤為地(64)」、五爻変は「45: 沢地萃(16)」、上爻変は「35: 火地晋(24)」となります。
▼16:雷地豫の図象
解説 | 雷地豫 之卦 |
60干支 | 24 : 丁亥 57 |
上爻変 | 35: 火地晋(24) |
五爻変 | 45: 沢地萃(16) |
四爻変 | 02: 坤為地(64) |
三爻変 | 62: 雷山小過(31) |
二爻変 | 40: 雷水解(30) |
初爻変 | 51: 震為雷(28) |
<<前卦: 15.地山謙(63)
>>次卦: 17.沢雷随(12)
■02 16:雷地豫の基本的な意味と背景
■03 16:雷地豫の卦辞と爻辞
六十四卦「雷地豫」の卦辞と爻辞の解説になります。 雷地豫の卦辞爻辞の原文と書き下し文、読みなどの一覧になります。
▼16:雷地豫の図象
▼上卦(外卦) 震卦の図象
▼下卦(内卦) 坤卦の図象
▼雷地豫 卦辞
■雷地豫(らいちよ):
「豫、利建侯行師。」
よは、きみをたていくさをやるによろし。
▼雷地豫 初爻 爻辞
■雷地豫 初爻
「初六、鳴豫。凶。」
めいよす。きょうなり。
▼雷地豫 二爻 爻辞
■雷地豫 二爻
「六二、介于石。不終日。貞吉。」
かたきこといしのごとし。ひをおえず。ていにしてきちなり。
▼雷地豫 三爻 爻辞
■雷地豫 三爻
「六三、盱豫。悔。遅有悔。」
くよす。くす。おそければくいあらん。
▼雷地豫 四爻 爻辞
■雷地豫 四爻
「九四、由豫。大有得。勿疑。朋盍簪。」
ゆうよす。おおいにうることあり。うたがうなかれ。ともありあいあつまらん。
▼雷地豫 五爻 爻辞
■雷地豫 五爻
「六五、貞疾、恒不死。」
ていしつあり、つねにしせず。
▼雷地豫 上爻 爻辞
■雷地豫 上爻
「上六、冥豫。成有渝、无咎。」
めいよす。なれども、かうることあれば、とがなし。
<<前卦: 15.地山謙(63)
>>次卦: 17.沢雷随(12)
■03 16:雷地豫の卦辞と爻辞
■04 16:雷地豫の卦辞と解釈
六十四卦「雷地豫」の卦辞と解釈の一例になります。 易卦の解釈に関しては正解は無く、その時の状況に応じて心が感じるものが大事になります。
▼16:雷地豫の図象
▼雷地豫 卦辞
■雷地豫(らいちよ):
「豫、利建侯行師。」
よは、きみをたていくさをやるによろし。
▼雷地豫の解釈
<<前卦: 15.地山謙(63)
>>次卦: 17.沢雷随(12)
■04 16:雷地豫の卦辞と解釈
■05 16:雷地豫 初爻の爻辞と解釈
六十四卦「雷地豫 初爻」の爻辞と解釈の一例になります。 雷地豫の初爻は「陰柔」となり、之卦は51: 震為雷(28)となります。
▼16:雷地豫 初爻の図象
▼雷地豫 爻辞 初爻
■雷地豫 初爻
「初六、鳴豫。凶。」
めいよす。きょうなり。
▼雷地豫 初爻の象意と解釈
豪快な雷鳴と共に大地が揺れています。激しい音と共に身も心も震えます。周囲の喧騒に心は喜びに満たされます。流れに乗り積極的に挑戦しましょう。
賑やかな空気に溺れ喜び過ぎないこと。初心を忘れて慢心すると道を誤ります。言葉だけでは信頼と立場を失う事に。周囲に期待せず深く内省しましょう。
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>>次卦: 17.沢雷随(12)
■05 16:雷地豫 初爻の爻辞と解釈
■06 16:雷地豫 二爻の爻辞と解釈
六十四卦「雷地豫 二爻」の爻辞と解釈の一例になります。 雷地豫の二爻は「陰柔」となり、之卦は40: 雷水解(30)となります。
▼16:雷地豫 二爻の図象
▼雷地豫 爻辞 二爻
■雷地豫 二爻
「六二、介于石。不終日。貞吉。」
かたきこといしのごとし。ひをおえず。ていにしてきちなり。
▼雷地豫 二爻の象意と解釈
豪快な雷鳴と共に大地が揺れています。激しい音と共に身も心も震えます。周囲の喧騒に心は喜びに満たされます。流れに乗り積極的に挑戦しましょう。
至福に溺れて本分を見失わないこと。喜びには誘惑も多く注意が必要です。甘い誘いに負けずに忍耐力を養うこと。好機に向け実力を磨いておきましょう。
<<前卦: 15.地山謙(63)
>>次卦: 17.沢雷随(12)
■06 16:雷地豫 二爻の爻辞と解釈
■07 16:雷地豫 三爻の爻辞と解釈
六十四卦「雷地豫 三爻」の爻辞と解釈の一例になります。 雷地豫の三爻は「陰柔」となり、之卦は62: 雷山小過(31)となります。
▼16:雷地豫 三爻の図象
▼雷地豫 爻辞 三爻
■雷地豫 三爻
「六三、盱豫。悔。遅有悔。」
くよす。くす。おそければくいあらん。
▼雷地豫 三爻の象意と解釈
豪快な雷鳴と共に大地が揺れています。激しい音と共に身も心も震えます。周囲の喧騒に心は喜びに満たされます。流れに乗り積極的に挑戦しましょう。
空気に呑まれ言葉が過ぎてしまいます。調子の良い言葉ばかりを並べることに。現実が見えず後処理で苦労します。今後を考慮し身の丈に合う振る舞いを。
<<前卦: 15.地山謙(63)
>>次卦: 17.沢雷随(12)
■07 16:雷地豫 三爻の爻辞と解釈
■08 16:雷地豫 四爻の爻辞と解釈
六十四卦「雷地豫 四爻」の爻辞と解釈の一例になります。 雷地豫の四爻は「陽剛」となり、之卦は02: 坤為地(64)となります。
▼16:雷地豫 四爻の図象
▼雷地豫 爻辞 四爻
■雷地豫 四爻
「九四、由豫。大有得。勿疑。朋盍簪。」
ゆうよす。おおいにうることあり。うたがうなかれ。ともありあいあつまらん。
▼雷地豫 四爻の象意と解釈
豪快な雷鳴と共に大地が揺れています。激しい音と共に身も心も震えます。周囲の喧騒に心は喜びに満たされます。流れに乗り積極的に挑戦しましょう。
賑やかな空気に誘われ人々が集まります。疑わず誠実丁寧に対応をすること。快い仲間と貴重な協力者を得ることに。成功と繁栄への道を教えてくれます。
<<前卦: 15.地山謙(63)
>>次卦: 17.沢雷随(12)
■08 16:雷地豫 四爻の爻辞と解釈
■09 16:雷地豫 五爻の爻辞と解釈
六十四卦「雷地豫 五爻」の爻辞と解釈の一例になります。 雷地豫の五爻は「陰柔」となり、之卦は45: 沢地萃(16)となります。
▼16:雷地豫 五爻の図象
▼雷地豫 爻辞 五爻
■雷地豫 五爻
「六五、貞疾、恒不死。」
ていしつあり、つねにしせず。
▼雷地豫 五爻の象意と解釈
豪快な雷鳴と共に大地が揺れています。激しい音と共に身も心も震えます。周囲の喧騒に心は喜びに満たされます。流れに乗り積極的に挑戦しましょう。
至福の時を忘れず今後の糧とすること。時に上手く行かず嘆く事もあるでしょう。成功の経験があれば困難も克服できます。窮地に陥ることもありません。
<<前卦: 15.地山謙(63)
>>次卦: 17.沢雷随(12)
■09 16:雷地豫 五爻の爻辞と解釈
■10 16:雷地豫 上爻の爻辞と解釈
六十四卦「雷地豫 上爻」の爻辞と解釈の一例になります。 雷地豫の上爻は「陰柔」となり、之卦は35: 火地晋(24)となります。
▼16:雷地豫 上爻の図象
▼雷地豫 爻辞 上爻
■雷地豫 上爻
「上六、冥豫。成有渝、无咎。」
めいよす。なれども、かうることあれば、とがなし。
▼雷地豫 上爻の象意と解釈
豪快な雷鳴と共に大地が揺れています。激しい音と共に身も心も震えます。周囲の喧騒に心は喜びに満たされます。流れに乗り積極的に挑戦しましょう。
喜びと快楽に完全に溺れてしまいます。態度を改めて状況を整理しましょう。道を誤る前に早急に手を打つこと。悔い改めることで事なきを得るでしょう。
<<前卦: 15.地山謙(63)
>>次卦: 17.沢雷随(12)
■10 16:雷地豫 上爻の爻辞と解釈